飲食店で失敗しない職場の選び方について(業務編)【その2】器具機材は丁寧に

器具機材は丁寧に

飲食店にはたくさんの器具機材が備わっています(什器といいます。)厨房器具、ドリンクマシーンや製氷機、食器やカトラリー、etc。これらは使用頻度を考慮されて設計されていますので基本的に頑丈ですが、それでも壊れる時は壊れます。業務用という狭い世界ゆえに交換部品は安くないです。
大切に扱うかそうでないかで寿命も変わります

部品は安くない 

冷蔵庫のサーモやパッキン交換ですぐに数万します。冷蔵庫買い替えとなると30万から50万はかかります(定価は100万円以上。)凝った厨房器具はもっと高いです。例えば30万円の冷蔵庫を買うのに必要な売り上げは最低でも10倍の300万円です。これは利益率が10%とした時の話です。普通は、利益は売り上げの数%です。物が故障したり壊れると、当たり前ですがその都度大きいお金が出ていきます。そのお金は毎日積み上げてきた貴重なお金です。できるだけ長持ちさせてあげたいですね。

丁寧に扱う 

忙しくなると、製氷機の蓋を手ではなく「膝」で閉めたりする場合が見られます。
(なお、「足の裏」で閉めるのは、論外としか言いようがないのでここでは触れることはありません。)
膝閉めも本当に余裕がないときはやむを得ないと思いますが、優しく閉めてあげることを考えると、膝より手の方がよいですよね(膝で優しく閉めるのは難しいともいえます。)
上手な人は閉める寸前まで素早く、閉めるときゆっくりという動作が多いです。開け閉めを何万回と繰り返したときに傷みが変わって来ます。包丁の切り方もそうです。刃を叩く切り方をすると刃が潰れてしまいます。自分の包丁のように共用の包丁も丁寧に扱いたいものです。

メンテも忘れない 

什器は日々のメンテで保ちが変わって来ます。たとえば冷蔵庫にはコンプレッサーを冷やすために吸気口がありますが、そこがホコリまみれだとコンプレッサーに負担がかかります。負担がかかり続ければパフォーマンスも落ちて来て、最後は壊れます。そうならないように定期的に什器のメンテもしてあげましょう。

什器を耐久消費財と思うのではなく共に働くパートナーだと思って、大切につかってあげましょう。そうすれば鏡のように、パートナーもフレッシュな働きをしてくれますよ。

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