外観について
前章までネットに着目したPR方法についてご説明しました。
ここから外観や内観、値付けについてお話をします。まずは外観からです。
できるだけ出費を抑えて利益を出すことを考えますと、街頭POPの認識が大切です。
通りすがりのお客様
通りすがりのお客様は、お腹が減るほどお店の情報にセンシティブになります。
しかしそれにも限度があります。あまりに情報が多すぎると、良さが伝わりにくく、スルーされやすくなります。
伝えたい情報の100分の1
街を歩くと、A4の紙に情報いっぱいのPOPが貼られているお店を見かけますが、むしろお知らせしたい情報をよく吟味して、絞ったほうがよいと思う時があります。
伝えたい情報は100分の1でよいのです。
それを大きく目立たせます。
単語だけ。写真だけ。シンプルにするほど伝えたい情報が生き生きとしてきて、遠くからみても目に飛び込んでくるようになります。
大きさも重要です。大きいほどよいです。長期間表示するなら外注して作るA1サイズが理想的です。頻繁に取り替えるPOPなら、自前のA4プリンターを使うのが現実的なので、写真と名称、値段に絞って大きくみせる手法が有効でしょう。しかし、A4一枚ではあまり目立たないので、何枚か貼って群にして目立たせるか、できればA3プリンターが欲しいところです。
ロゴ、デザインの統一
ロゴがあるなら活用の一手です。ロゴがなくても表現デザインは統一したほうがよいです。フォントもデザインの一部です。英字なら、たとえば「calibri」、日本語なら「MSPゴシック」と揃えるようにします。
ロゴ、デザインが統一されていると、お客様の印象に残りやすくなります。
「手書き」もフォントでありデザインです。「手書き」勝負するならば、他の表記も、例えばWC、Wi-Fiのお知らせも「手書き」で統一します。
表現がまちまちなのはお客様の目に弾幕を貼っているのと同じです。
POPを一切貼らない
これもインパクトがある方法です。ただ、この手法が活きるのは個人店かチェーンでも個人店の風貌が強い店です。個性勝負のお店なら検討しても良いと思います。
POP作成ツール
POPを作成するにおいては、有料ツールであるイラストレーターやフォトショップがあれば便利です。しかし、ワードやパワーポイント、手書きでも、時間をかければ十分作れます。
一方で、イラストレーターがあれば、やはり作成時間が早く、かつA1の原稿もスムーズに描けるようになりますので、お金に余裕がでてくれば導入はお勧めです。