飲食店で失敗しない職場の選び方について(経営編)【その13】内観について

内観について

内観は提供する料理の値段と絡んでいます。

内観は、お客様が感じる客席の快適さです。椅子やテーブル、お皿、ナイフフォークの質、席の広さ、照明、天井、壁紙の質、全体的な居心地のよさです。

一階か地下か、窓があるかないか、立地の違いがあります。お客様はお店のクオリティを内観から想像します。したがって内観がよくなければ高い料理は出せません。

値段は内観まで

店舗出店時は、敷金とキッチン工事に予算を大きく取られます。そのため、内観まで予算に余裕がないのが実情です。

しかし、よい料理さえあれば、内観はよくなくても高く売れるだろうという考えは、お客様からみれば、粗ばかり見えてしまって満足な来客数をとれません。

一方で、よい料理の割に値段が安いなら、内観がそこそこでも売れます。

投資の発想

そこで、そこそこの内観なら、まず、料理のクオリティーを上げて割安感を出します。そして満足度を上げて、新規客を掴みます。掴んだら、内観をグレードアップします。そうすれば、値段を今よりも高く設定できます。投資の発想です。

少額の投資でも掛け算で掛け続けていくと、大きな価値になります。

1.03×1.03を30回繰り返せば、2.42になります。

少しずつ投資していきましょう。

すでに高すぎる場合

内装がそこそこで当初の値段設定が高すぎるなら、内装のクオリティをあげるのがよいと思います。おいしい料理をさらに美味しくして割安感を出すにはコストがかかりすぎるからです。

これまで書いてきた原価、人件費、広告戦略、外装全てを見直して資金を作り、少しずつクオリティのアップに投資します。

値下げは禁物です。

安すぎる場合

料理のクオリティがあり美味しくて混んでるけど利益が出ない場合は、安すぎるわけです。

混んでいるという実績を作れていますので、値段をそれにみあったものに修正できます。内観の許容値まで値上げできますので、どのくらい値上げするか考えてみるとよいでしょう。

味もそこそこの場合

内装がそこそこ、値段もそこそこ、集客もそこそこ。
低い位置でじりじり営業せざるを得ない場合は、どうすればよいのでしょうか?

この場合は、味もそこそこいう予想がたちます。
味のクオリティはあげられそうでしょうか?

こちらも上に書いたように、原価、人件費、広告戦略、外装全てを見直して資金を作り、
それをおいしさのクオリティを上げるのに投資します。

一般的においしいと思える基準までクオリティをもってくることができれば、次は内装に投資です。

長い道のりに思われるかもしれませんが、ここまでやってこれたということは、何か良さがあるからです。

根気よく頑張っていきましょう。

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